PLS2007

見た。よく動いていると思いますし、なんだかすごくいい動きをしているなと思うところもあったんですが、それが結局のところどうなのかというと特にどうということもありませんでした。しかしよく動いていると思いましたし、なんだかすごくいい動きをしているなと思うところもありました。

共感覚って知ってますか! なんかなんか、 7 という文字に青い色を感じたり、音階のミの音に緑色を感じたり、ハンバーグの形が苦い味に感じたりする人たちがいるらしいですよ!← 共感覚 - Wikipedia より! こういう知覚をなんか共感覚っていうらしいです! 僕もなんか昔、料理の味を指先に起こる触感で判断するとかいうシェフの話を聞いたことがあるような気がします! すごいですね! 意味わかんないですね!

ところで↓これ↓を知ってますか!

↑これ↑はですねー、なんとなんと、火星人たちが使ってるアルファベットの最初の二文字!なんですよ! そして、この二つのうちの一方が「キキ kiki 」という名前で、もう一方が「ブーバ booba 」っていう名前なんです! どっちもなんとも火星チックな名前ですね! しゅごい! コズミック!

この二つのうちどっちが「キキ」でどっちが「ブーバ」かわかりますか??

なんとですね! この質問を受けた人のうちの 98% が、左のとんがった文字が「キキ」で!右のうにょうにょした文字が「ブーバ」だと思う!って答える!らしいですよ! たとえその人が英語を使う人であってもタミル語を使う人であっても同じ! どうですか! あなたもそう思いますか! 不思議ですね! すごいですねー! 眉唾っぽいですねー!

この調査をした脳科学者の人はですね! この結果をですね! なんか! 「キキの記号は鋭角的な屈曲を持っているが、キキと声に出したときのその音の波形もまた、そのような鋭角的な抑揚を持っている。だから我々はそれらを脳の中で結びつけ、関連づけて理解するのである」みたいに言うんですね! なんか難しくてよくわかんないですし、正しいようなそうでないような気もしますね!

こういう「感覚」としか呼びようのないもの!つまり無意識の脳の働き!に対しては!論理でもって立ち向かえるのかどうか!よくわかんないですね! 全部論理で体系立てて説明してしかもその感覚を自在に操り使いこなせちゃうのかもしれないですし!もしかすると全然論理では説明できなくてなんかもうみんななんとなくでやっちゃうしかないのかもしれない!と思います! この後者の考え方はむしろ楽観的な姿勢で!つまり「俺の無意識が全部うまく調和させてくれちゃうから、俺自身がわざわざ論理的に考えなくてもオッケー」みたいな考え方!なのかもしれないです!

まあとにかく!そこに論理を差し挟めるかどうかは置いておいて!人間の無意識が作品の制作や鑑賞に何らかの影響を及ぼしている!かもしれない!ということについては、考えておいてもいいかも!と思いました! でも考えなくても別に全然問題ないかも!と思いました! よくわかりませんでした!

アレグロ

見た。文字に縁取りがしてあって見やすくなっているんですが、それは逆に言えば、文字を映像本体から切り離して作ってしまっているということなんじゃないかなと思いました。現状だと文字が映像の一部として機能しておらず、映像が文章の挿絵という役割になっているか、あるいは文章が映像の補足という役割になってしまっているように思いました。

「ReMin'D HeaRt」

見た。かなりよかったです。話にしっかりとした芯があって、それが幅のある映像でテンポよく進行していくので、よくできているなと思いました。少女の心の揺れ動きとその結果というのが話の中心だと思うんですが、それがただ文字や画像だけではなく様々な手法でどんどん表現されていくので、最初から最後まで楽しく見ることができました。

途中で歌詞にあわせて文字を表示する場面もあり、わりと曲の歌詞にあわせて進行していく作品だと思います。ただしその歌詞とこの作品本体では最終的な話の結論に違いがあり、その差異を利用して、最終的に見る側の予想を外してくるという演出がかなり楽しかったです。先にある、歌詞に合わせて文字を表示する場面がしっかりその伏線になっているのがいいなと思いました。少女が主人公になっている作品に男声の曲をあわせているんですが、そのせいでやはり違和感が出てしまうというのはちょっと難しいところかなと思いました。